ルーキーイヤーに4勝の「伊予ゴジラ」秋山拓巳。目指すは開幕ローテーションと2ケタ勝利!
「今年の秋山は違う!」
練習試合、オープン戦と実戦で着実に結果を積み重ね、首脳陣の信頼を厚くしているのが秋山拓巳(阪神)だ。
2009年のドラフト4位で阪神に投手として入団。西条高時代は、「伊予ゴジラ」の愛称のごとく、打者としても高校通算48本塁打を放ったスラッガーでもあった。
ルーキーイヤーに4勝を挙げた秋山は大型新人として期待されるも、その後はプロの壁にぶつかり、大きな体を生かした大胆な投球は影をひそめていった。
しかし壁にぶつかっても、打者への転換はことごとく封印し、投手にこだわってきた。
昨年のオフ、背番号は慣れ親しんだ27から46に変わった。小さな番号から大きな番号への変更は、ある意味、降格処分といっていい。こうして、背水の陣で2017年を迎えた。