秋や春の大会では好成績を収めながら、甲子園出場を懸けた大会では結果が出ない、なんとも残念なチームが全国に点在していることはご存じだろうか。なんとかして悲願の甲子園出場を成し遂げたい高校のことを、「悲願校」と呼び、雑誌『野球太郎』では、No.005とNo.009の夏の高校野球大特集号にて記事を掲載している。
この記事の歴史を振り返ると、第1回目は『高校野球小僧2008夏』(白夜書房)で行われており、今年で7年目を迎える。この記事をずっと担当し、「悲願校マップ」を作成・連載しているのが、田沢健一郎さんだ。今回はそんなディープ観戦者の田沢さんに「悲願校」について話を聞いてみた。