西武のルーキーたちを改めて確認しよう！
1位
増田 達至（柳学園高→福井工業大→NTT西日本）
投手／右投右打／24歳／180cm78kg
どんな選手？
故障さえなかったら大学卒業時もドラフト上位確実だった逸材。球速帯141〜153キロの速球ほぼ一本で果敢に立ち向かう。高速スライダーも交え即戦力の実力。
育成ポイント
三振が奪える速球の質は、師となる渡辺久信監督の現役当時を思い出させる。テークバックと腕の振りが効いているから指のかかりがよく、打者のスイングの上をホップするような球筋。抑えで投げて、涌井秀章を先発に戻せ。
当面のライバル→平野将光（西武）
未来予想図→藤川球児（シカゴ・カブス）
即戦力度→★★★★
2位
相内 誠（千葉国際高）
投手／右投右打／18歳／185cm68kg
どんな選手？
関東No.1の身体的素質を有する本格派右腕。2年生の夏予選の9連続奪三振で注目され、長いリーチとしなやかに使える腕の振り、ホームベース上での威力、速球と同じ腕の振りでスライダー。上体の激しいアクションを下半身が支えきれていないのに、構えたミットに7割きめられる制球力。「投」の才能はいくつも持っている。
育成ポイント
プロの食事とトレーニングで心身のパワーアップを期待。
当面のライバル→大石達也（西武）
未来予想図→新垣渚（ソフトバンク）
即戦力度→★
3位
金子 侑司（立命館宇治高→立命館大）
内野手／右投両打／22歳／178cm70kg
どんな選手？
素質ではアマ球界トップ級の遊撃手。50m5秒8の俊足で相手野手にプレッシャーをかけ、初見の左投手相手のスタートも鮮やかで、盗塁のスピード、加速は一級品。前の緩い打球に対して、勝負がかけられるようになって、結果刺している。あとは腰を割った安定した送球を。
育成ポイント
浅村栄斗に新鋭・永江恭平、「ポスト中島」のライバルは強力だ。露出してきたがむしゃら感で勝負。
当面のライバル→永江恭平（西武）
未来予想図→荒波翔（DeNA）
即戦力度→★★
4位
?橋 朋己（加藤学園高→岐阜聖徳学園大→西濃運輸）
投手／左投左打／24歳／174cm82kg
どんな選手？
社会人での2年間の実戦経験で頭角を現した速球左腕。リリースを目いっぱい打者寄りにできる独特の腕の振りから、140キロ前半の速球で勝負。体感スピードは140キロ後半クラスとみる。腕の振りで変化球がわかるのはこの秋に修正を。
育成ポイント
松永浩典しかいないと言ってもよい日本人左腕リリーフ陣の一角に。速球の威力なら対抗できても、カウントを奪える変化球の習得が急務だ。
当面のライバル→武隈祥太（西武）
未来予想図→河本育之（元ロッテほか）
即戦力度→★★
5位
佐藤 勇（光南高）
投手／左投左打／18歳／181cm77kg
どんな選手？
東北地区トップ級の好素材。12年夏予選では、準優勝で全国屈指の聖光学院高打線を7回まで3安打無失点に抑えた。強豪相手でもまったく物怖じしないマウンド度胸に、終盤になっても破綻のない制球力。140キロ前半の速球にスライダー、カーブ、フォークにチェンジアップ。多彩な球種とその球筋は間違いなく非凡だ。
育成ポイント
無名の高校生にしては「出来た投手」。意外と短時間で台頭も。
当面のライバル→中?雄太（西武）
未来予想図→日高亮（ヤクルト）
即戦力度→★
育成1位
水口 大地（大村工高→長崎セインツ→香川オリーブガイナーズ）
内野手／右投左打／23歳／168cm65kg
どんな選手？
攻守に韋駄天ぶりを発揮するスピードスター。2012年シーズンは37盗塁を記録、盗塁王に輝いた。はまれば一塁到達時のスピードは3.6秒台をたたき出す。四国リーグで過去最長となる5年を経てのNPB入りだ。
育成ポイント
まさに「一芸」とも言える高い走力が評価された。足のスペシャリストとしてはもちろん、ミートのうまさ、小技を使った出塁率の高さ、守備のうまさもアピールして支配下を勝ち取りたい。
当面のライバル→美沢将（西武）
未来予想図→大石大二郎（元近鉄）
即戦力度→★★
