File.006ウォーキング十字ティー
足で動きながらタイミングを取る
■練習法/その名のとおり、歩きながら打つティー。打ち終わったあとに、軸足を前・後・左・右とランダムに動かし、しっかりと踏み込んでから再びティーを打つ。打ち終わったら、また軸足を動かす。この動きをひたすら繰り返す。投げ手はストライクゾーンの近辺に投げればオッケーだ。
■狙い/この練習を取り入れていたのは、2012春の高校野球埼玉大会で優勝した県立南稜高校だ。「足を止めずに、足を動かしながら打つ」狙いがある。イメージとしてはテニスのボレーに近い。たえず足を動かす中で、ボールとの距離をはかりミートする。ボールに攻められるのではなく、自分の足で攻めていく。
日本一2度の名門・高知中学校でも似たような狙いの練習をしていた。高知中は横に動きながら、ワンバウンドするボールを打つというもの。動きはテニスそのもので、ラケットをバットに持ち替えただけになる。
■注意点/振り終わったあとの一歩を、できるだけ大げさに大きく踏み込もう。大きく踏み込むことで軸足に乗る感覚をつかみやすくなる。
▲まずは通常のティーバッティングと同様にスイング。打ち終わったあとからがポイント
▲打ち終わったあとに、軸足を前後左右いずれかに一歩踏み出す。軸足でしっかりと地面をとらえてから再びスイング
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