“Big Hurt” 長打力と抜群の選球眼で恐れられた強打者が殿堂入り…フランク・トーマス(元シカゴ・ホワイトソックスほか)/第63回
前回のマダックス氏につづき、今回もアメリカ野球殿堂表彰者を描きました。
1990年代最強の打者の一人、フランク・トーマス氏は、通算521本塁打、首位打者を1度獲得、MVPを2年連続で受賞するなど、輝かしい実績を誇り、相手に痛みを与えるような強力な打撃で“Big Hurt”というニックネームがついていました。
超巨漢、見るからにパワーヒッターという印象ですが、抜群の選球眼も併せ持ち、四球が多く(四球が100以上を記録したのが10シーズン!)、打率、出塁率の高さにも秀でた、すばらしい打者でした。
イラストでは、どっしりと重厚感ある体格のトーマス選手がスイングしている様を描きました。シカゴ・ホワイトソックスでは、彼の背番号だった「35」が永久欠番になっており、チームの歴史を語る上で欠かせないプレイヤーであるのは間違いないです。
今回の殿堂入りで、メジャーリーグの長い歴史のなかでも、その名が刻み込まれました。
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絵と文=横山英史(よこやま・ひでし) /1980年生まれ。野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描いた作品なども制作。
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