奇跡の大逆転劇で勢いに乗る阪神。リーグ制覇に向け「守り勝つ野球」を徹底できるか!?
まさかの大逆転劇だった。
5月6日広島戦、阪神は6回表が終了した時点で9点のビハインド。ワンサイドゲームだと誰もが疑わなかったなかで、奇跡は起こった。
「決してあきらめてはいけない。野球はゲームセットまで何が起こるかわからない」と言われている。
しかし、水を差すようだが、この試合で阪神首脳陣は6点ビハインドの4回終了時点で4番の福留孝介を交代させている。
要するに次の試合に備えたのだ。
ましてや、続く5回表に3点を追加され、9対0となったとあれば、あきらめなかったといえば嘘になる。
ところが、そんな敗戦ムードとは裏腹に選手たちは5回裏に1点、そして6回に一挙7点をもぎとり、9対8と1点差にまで詰め寄った。