◎今週の野球みどころランキング[12月10日(月)〜12月16日(日)]
『野球見どころランキング』は、週はじめの時点で注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
社会人ベストナイン
―――社会人野球
12月6日に今年度の社会人野球のベストナイン2次選考が発表されました。1次選考の112人から投手18人、捕手6人、一塁手8人、二塁手6人、三塁手7人、遊撃手6人、外野手15人、DH5人の計71人まで絞られました。この中では
井納翔一(NTT東日本→DeNA3位)、
安部建輝(NTT西日本→DeNA5位)、
新垣勇人(東芝→日本ハム5位)、
屋宜照悟(JX-ENEOS→日本ハム6位)らが残っておりますが、都市対抗、日本選手権と連続でMVPを獲得した
大城基志(JX-ENEOS)ももちろん候補に入っています。
歴代の選出された選手を見ていくと、
杉浦正則(日本生命)、
西郷泰之(三菱自動車川崎→Honda)のような社会人の重鎮プレイヤーから、
長野久義(Honda→巨人)など「侍ジャパン」に選ばれる選手まで多彩な選手が並んでいます。
昨年は震災のため、日本選手権がなくなってしまったため、選定されなかった社会人ベストナイン。今年はどのようなメンバーになるのか。発表は11日(火)です。
松井裕樹(桐光学園)をヤクルトが1位指名候補リストに
―――2013年ドラフト会議
新聞報道によると、ヤクルトが今年の夏の甲子園で1試合22奪三振を記録した
松井裕樹(桐光学園)を1位指名候補にリストアップしました。
菅野智之をドラフトの1年前に1位指名すると表明した巨人や、同じく1年ほど前に斎藤佑樹を1位指名を表明したヤクルトやロッテのように明確な1位指名の表明ではありませんが、松井裕樹が来秋のドラフトの目玉になってくるのでしょう。また、DeNAも松井裕樹を1位指名有力候補としてリストアップしており、特にOB会長に新しく就任した
平松政次氏は現役時に自分が着けていた27番を付けてほしいと、地元投手にラブコールを送っています。
他の候補としては、今年の甲子園春夏連覇に正捕手として貢献した
森友哉(大阪桐蔭)、大学生では大学日本代表やアマチュア日本代表としても常連の
大瀬良大地(九州共立大)、社会人では
秋吉亮(パナソニック)や
東明大貴(富士重工)といった投手が有力候補として名前が挙がっています。詳しくは『野球太郎No.002』をご覧ください!
高校球児の進学情報その2
―――大学野球
前回の第一報から2週間が経ち、新たに東都大学リーグを中心に9大学の野球部推薦合格者が発表されています。
亜細亜大
野沢勇吾(旭川大高)、諏訪洸(下妻二)、伊藤奏輝(豊田大谷)、中島新太(育英)、照屋光(浦添商)、山田義貴(沖縄尚学)、宗接唯人(神戸国際大付)、佐渡友怜王(報徳学園)、中川涼太(崇徳)、木浪聖也(青森山田)、宮崎一斗(帝京三)、伊集院匡人(帝京)、吉川尚輝(中京)、知念勇弥(大商大堺)、田端良基(大阪桐蔭)、妻鹿聖(大阪桐蔭)、法兼駿(高知)上間祐輔(沖縄尚学)、水本弦(大阪桐蔭)、森田恭平(京都翔英)、安積洋佑(岡山理大付)
中央大
園部翔也(日大東北)、在原一稀(習志野)、松村遼(広陵)、野村綱興(日南学園)、冨岡央玖斗(市川越)、松田進(國學院久我山)、山田直(静岡)、小河諒(桐蔭学園)、有本祐太(玉野光南)、新城拓(興南)、笘篠諒太(東亜学園)、瀬谷謙輔(学法石川)
駒澤大
塚脇浩(向上)、伊藤一輝(中京大中京)、沖田滉平(尾道)、谷中文哉(盈進)、箕浦康介(鳥取中央育英)、中川源和(宇和島東)、箱島章矢(福岡大大濠)、高橋亮介(埼玉栄)、浅野和(滋賀学園)、三好一生(丸亀)、高石大全(札幌第一)、福山慎吾(習志野)、伊藤修太(日大藤沢)、篠原仁一朗(高松商)、川合祥太朗(聖光学院)、長谷川雄飛(東海大菅生)、今井亨祐(愛知)、水野慎太郎(川之江)、松尾昭典(筑陽学園)
國學院大
松本亘(白河)、鈴木健朗(宇都宮北)、菅原拓那(常総学院)、近藤スルヤ秀光(柏日体)、木村隆志(佐世保実)、杉本智哉(常総学院)、君島健太(文星芸大付)、久保田昌也(龍谷大平安)、木内準祥(関東一)、平川真大(静岡)、小橋大祐(岡山理大付)、谷口一平(遊学館)、正林大樹(長崎日大)、斎藤湧貴(聖光学院)、板倉大周(帝京)、本村祥次(佐賀北)
東洋大
石倉嵩也(帝京)、伊藤優作(今治西)、前田凌平(都城泉ケ丘)、沢田快斗(新湊)、阿部健太郎(帝京)、久保聖也(桐蔭学園)、城戸健太朗(常葉学園橘)、藤本和豊(静清)、寺尾竜生(佐久長聖)、上島基幹(佐久長聖)、鳥居丈寛(愛工大名電)、茶谷良太(東北)、安西聡(聖光学院)、笹川晃平(浦和学院)、中島廉太(東洋大姫路)、西村祐亮(広陵)、立石悠汰(佐世保実)
立正大
鳥越翔(苫小牧東)、神戸文也(前橋育英)、尾島孝秋(宇都宮工)、秋月健太(岩倉)、金井貴之(都片倉)、小田島冶真人(都片倉)、黒木優太(橘学苑)、堀誠(日本航空)、山下真史(立正大淞南)、相良優太(鹿児島商)、佐々木駿(白樺学園)、神田裕作(中越)、田村将太郎(春日部共栄)、田端大樹(向上)、小道幸太(平塚学園)、川瀬尚秀(北海道栄)、柳田一樹(秋田商)、吉江将一(関東一)、市川将汰(柏日体)、樋口龍之介(横浜)、山下寿徳(上宮太子)、横山大智(立正大淞南)、鹿沼柊汰(前橋商)、皆川仁(学法石川)、伊藤大貴(関東一)、中村要(早鞆)、石場圭(長崎日大)、新納真哉(神村学園)
国士舘大
三木敬太(健大高崎)、松尾雄亮(稲毛)、野村侑司(修徳)、横塚博亮(桐蔭学園)、藤沢佑之(横浜隼人)、武内頌太(丸亀城西)、福永翼(鹿児島商)、林崎龍也(浦和学院)、中村竜也(横浜商大高)、浅井章太朗(市船橋)、田中頼人(桐光学園)、豊田亮介(藤嶺藤沢)、森口寿樹(磐田東)、豊住一穂(滋賀学園)、松下崚(鳴門渦潮)、巻口拓郎(聖望学園)、谷田泰生(帝京)
日本体育大
菊地将太(柏日体)、馬場正行(横浜商大高)、伊藤竜次(豊田工)、松岡潤樹(京都外大西)、笹永弥則(宇部鴻城)、小川慶也(西条)、阿部翔人(石巻工)、寺田琢人(寒川)、岸隆一郎(徳島商)、小杉勇太(仙台育英)、茂原真隆(前橋育英)、中山奎太(健大高崎)、中村俊太(帝京)、菅沼賢一(日大三)、大橋一盛(明石商)、安翔太(別府青山)、板倉直樹(春日部共栄)、武藤千尋(柏日体)、山中裕介(日大三)、金久保亮(帝京)、松岡京介(桐蔭学園)、上西良輝(智辯学園)
帝京大
三木彰雅(青森山田)、松本匠(学法石川)、実川剛(市船橋)、板野拓耶(武相)、三浦慎道(甲府工)、高田風舞(横浜隼人)、赤津耀祐(大井川)、中井将人(PL学園)、清藤達也(東奥義塾)、小山優樹(習志野)、浅井拓(向上)、山口達也(横浜商)、沢田和馬(京都翔英)、松岡孝典(京都両洋)、米田寛人(広陵)、今井竜斗(武相)、池尻翔紀(和歌山商)、久米将司(近江)
小笠原、吉川がともに7000万円で更改
―――ストーブリーグの話題
オフも深まり、契約更改も佳境を迎えています。先週注目を浴びたのは
小笠原道大(巨人)の更改でしょうか。小笠原は5年連続30本塁打など安定した成績が評価され、2010年のオフには年俸4億3000万円の2年契約を結んでいました。しかしこの2年は加齢の影響か統一球の影響か成績が大きく下落。昨年が83試合、今年が34試合の出場、本塁打は2年で5本と完全に期待を裏切る形となりました。39歳という年齢もあって引退の文字も浮かんだであろう今オフでしたが、年俸7000万円の単年契約の提示にサインしたようです。
3億6000万円のダウンは史上最大ということですが、例えば、単年契約だったと想定し4億3000万円(2011年)→2億5000万円(2012年)→7000万円(2013年)とステップを刻んだと考えれば妥当な下落幅です。FAや複数年契約が増えている状況では、今後もこうした大きなダウンは出てくるのでしょう。
奇しくも同額の7000万円でのサインながら、こちらは上り階段にあるのが吉川光夫(日本ハム)。1100万円から5900万円増という6倍を超えるアップに驚きながら「(こうした活躍を)2年、3年と続けられるよう頑張りたい」と気を引き締めるコメントをしていました。
上原レ軍入り決定。日本人海外組の契約にそろそろ動き?
―――MLB
MLB各球団の責任者が集い移籍交渉などを行う“ウィンターミーティング”が6日(木)に終了。日本人選手に関する話題も飛び交いました。まずレンジャーズからFAとなっていた上原浩治のレッドソックス入りが決定。今季中継ぎとして示した安定感が評価され単年ながら425万ドル(3億5000万円)で契約する見込みと報じられています。
そのレッドソックスからFAとなっている松坂大輔は、引き続きパドレスが獲得の意向を示しています。ただ具体的な契約の話はまだ聞こえてきません。現役続行を目指す松井秀喜には、アストロズのキャンプに招待選手として参加する方向で動いているというニュースが。ア・リーグ編入にともないDHが必要な同球団の求めに応えることはできるのでしょうか。同じく大ベテランで現役続行を目指す斎藤隆(ダイヤモンドバックスFA)もアメリカでのプレー優先するとしつつも「日本復帰も考えている」とのコメントが代理人から出ました。
そのほか、ミーティングの成果を受け、中島裕之(西武FA)、田中賢介(日本ハムFA)らの契約もそろそろ前進するかもしれません。田中は8日に渡米。トレーニングをするとのことですが、その間に何らかの交渉を行うと見られます。またミーティング期間中には中島についてアスレチックスが興味を示したという話も。日米で交渉を行っている福留孝介にはよいオファーはない模様。近く阪神、DeNAなど国内球団との交渉が詰まる可能性もありそうです。
国士舘が西東京へ。堀越、東亜学園などが東東京へ
―――高校野球
東京都高野連が、来年の夏の甲子園予選より東西東京の地区割りを変更すると発表しました。変更は世田谷区(20校)を西東京に、中野区(8校)を東東京とするもので、国士舘の16年ぶりの西東京復帰、堀越や東亜学園といった有力校が東東京に移ることが話題を集めています。16年前、西東京は東東京に比べ加盟校が多く、世田谷区を東東京と区分けすることでバランスをとる変更が行われました。しかし東東京の加盟校は私学の共学化などで増加し152校、西東京は統廃合の影響で減少し121校と逆転が発生。今回の変更はそうした状況に対応するものとのことです。これで東東京が140校、西東京は132校になります。
新選手会長は嶋。今度はプロアマ問題にメス?
―――プロ野球選手会・ストーブリーグの話題
日本プロ野球選手会は、大阪市内で定期大会を開催。会長の新井貴浩(阪神)から任を引き継ぐ8代目の新会長に嶋基宏(楽天)が選ばれました。27歳の嶋は過去最年少での会長就任となります。
また前会長の新井は最後の言葉としてプロアマ問題に言及。元プロ野球選手が高校生などの指導をする際には教員になる必要がある状況に対し、「世界のスポーツ、野球を見ても日本だけ」と指摘し、規制の緩和を求めていくべきだとの意思を表明しました。嶋新会長も「10年ぐらい前からやってきているのに高野連からは解決に向かっての話がない。早急に解決しなきゃいけない」と述べ、選手会として最重要課題としていくことも決まっています。WBC問題に続き「物言う」姿勢を示す選手会。今後どのような交渉を展開していくのでしょうか。
選手が選ぶベストナインが発表、巨人から6名、ハムから8名。
―――選手会オリジナル企画
記者の投票により選出され、NPBから表彰されるベストナインとは異なり、日本プロ野球選手会が実施する球界を盛り上げるためのスペシャル企画として、2007年から行われている、
「選手が選ぶ! MVP/ベストナイン」。今年も「選手が選ぶ! ベストアンパイア」とともに発表され、MVPは記者投票と同じく、セ・リーグは阿部慎之助(巨人)、パ・リーグは吉川光夫(日本ハム)でした。ベストナインは以下のようになります。
★セ・リーグ
先発 内海哲也(巨人)
中継 山口鉄也(巨人)
抑え 西村健太朗(巨人)
捕手 阿部慎之助(巨人)
一塁 ブランコ(中日)
二塁 荒木雅博(中日)
三塁 宮本慎也(ヤクルト)
遊撃 坂本勇人(巨人)
左翼 ミレッジ(ヤクルト)
中堅 大島洋平(中日)
右翼 長野久義(巨人)
★パ・リーグ
先発 吉川光夫(日本ハム)
中継 増井浩俊(日本ハム)
抑え 武田 久(日本ハム)
捕手 鶴岡慎也(日本ハム)
一塁 稲葉篤紀(日本ハム)
二塁 本多雄一(ソフトバンク)
三塁 松田宣浩(ソフトバンク)
遊撃 中島裕之(西武)
左翼 中田 翔(日本ハム)
中堅 陽 岱綱(日本ハム)
右翼 糸井嘉男(日本ハム)
指名打者 ペーニャ(ソフトバンク)
セ・リーグは巨人から6名が選出。パ・リーグは日本ハムから8名が選出されました。独走した巨人よりも、パ・リーグの混戦を勝ち抜いた日本ハムのほうが独占が進むのは意外に映ります。これは、パでは各ポジションの選手個々の力が拮抗しているということなのではないでしょうか。現に記者投票と異なる選手が選ばれているのはセ・リーグが3名に対し、パ・リーグは5名。さらに松田、中田は記者投票では三塁手部門3位、外野手部門5位と次点でも無い選手が選手からは評価されました。一方の巨人は、盤石の投手陣、捕手、遊撃手、右翼手など柱となる絶対的な存在がおり、それ以外のポジションでは他球団に“踏み込ませて”いる印象。これもまたチーム像の表れにも映ります。
大谷、ついに日本ハム入りを表明!
―――2012年ドラフト会議
「たくさんの方にご迷惑をおかけしましたが、お世話になった人たちに日本でプレーする姿を見てもらうことで恩返しできるよう、ファイターズの一員として頑張りたい」
メジャー挑戦を表明するも日本ハムからドラフト1位指名を受け、入団に向け交渉を続けていた大谷翔平(花巻東)が9日(日)に記者会見を開き、日本ハムに入団すると表明しました。「0%」と言っていた状況から徐々に姿勢が軟化していった様子が報じられてきましたが、ついに最終決断。日本ハムが貫いてきた「その年の一番いい選手を指名する」というスタンスは3年目にしてついに結実した形に。これについて、否定的な意見も聞こえてきています。楽天の星野仙一監督は「ドラフトの意味がない」「理事会とかオーナー会議で問題になる」と地元東北の逸材を獲り損ねたことに憤慨。その一方でかつて日本ハムのゼネラルマネジャー(GM)を務めていた時期もあるDeNAの高田繁GMは「日本ハムはリスクを冒して指名した」「文句を言うなら指名すればいいこと」「ウチはそんな覚悟がないから」と古巣フロントの交渉術を称えた模様。チームによってかなり温度差ある対応が見られました。
三冠王カブレラ、WSのMVPサンドバルらがWBCメンバーに名を連ねる
―――WBC
4日(火)、
WBC日本代表(侍ジャパン)候補選手34名が発表されました。今呼ぶことができる選手の中からの非常に真っ当な選出に映ります。あまり異論も聞こえてこない気がしますがどうなのでしょうか。あとはどう調整し、運用するか――という部分に関心は移っていくのでしょう。
これに合わせ、WBCに出場する各国の代表選手も続々決定。今後のコンディションなどによっては入れ替えもあると見られますが、公式サイトでは出場の見込みが高いと見られる主力選手が、各国代表から2名ずつが紹介されました。
日本 阿部慎之助(巨人) 田中将大(楽天)
キューバ グリエル アルバレス(ともに国内リーグ)
中国 レイ・チャンス(ツインズ3A) 王偉(前マリナーズ傘下)
ブラジル ゴメス(インディアンス) リエンゾ(Wソックス)
韓国 イ・スンヨプ(サムソン) イ・デホ(オリックス)
オランダ A・ジョーンズ(ヤンキースFA) バーナディナ(ナショナルズ)
豪州 ローランドスミス(前マリナーズ) ヒューズ(アスレチックスFA)
台湾 王建民(ナショナルズFA) 郭泓志(前ドジャース)
ベネズエラ カブレラ(タイガース) サンドバル(ジャイアンツ)
プエルトリコ モリーナ ベルトラン(ともにカージナルス)
ドミニカ カノ(ヤンキース) レイエス(ブルージェイズ)
スペイン ベルトレ(レンジャーズ2A) フィゲロア(前米独立リーグ)
アメリカ ライト(メッツ) マウアー(ツインズ)
メキシコ ゴンザレス(ドジャース) ガルシア(カージナルス)
イタリア リディ(マリナーズ) グリリ(パイレーツFA)
カナダ モーノー(ツインズ) ロウリー(ブルージェイズ)
出場が気になるMLB勢ですが、
三冠王カブレラと
ワールドシリーズMVPのサンドバルがベネズエラ代表に名を連ねています。その他にも
カノーと
レイエスがドミニカ代表に、
ライトと
マウアーがアメリカ代表として紹介。なお、アメリカ代表では2年連続で最多セーブを獲得した
クレイグ・キンブレル(ブレーブス)が参加するという報道も聞こえてきます。今季は42セーブ、防御率1.01を記録。MAX160km/hに及ぶ豪速球が春先どこまで走るかはわかりませんが、うまくコンディションニングされれば短期決戦では脅威となるはずです。
(まとめ)
ドラフトが行われた10月25日から注目を集めてきた大谷翔平の進路がついに決定。スマートな交渉で逸材を得た日本ハムは、グラウンド外での戦いにおいても競争力を備えていることを示したような気がします。そのチャレンジに対するDeNAの高田繁GMの「敵ながらあっぱれ」といった風のコメントもしびれるものでした。これでいよいよ本格的に球界の話題はWBCにフォーカスされていきそうですね。