2013夏・山口の有望野手を紹介します！

【山口・野手編】ドラフト関連度C

キーマンは右の大砲と扇の要

　投手としても注目の弘中裕太（光）は春季大会3本塁打の右のスラッガー。球を引きつけ、体に巻き込むような鋭いスイングで弾丸ライナーを飛ばす。山村和輝（宇部工）も負けてはいない。春先の練習試合2試合で逆方向の右中間に3本も打ち込んだ柔らかい打撃が魅力。 強打堅守の捕手としてセンバツ出場を争った近隣校ライバル・栗栖徹（岩国商）や福田一成（岩国）の直接対決が実現するか、夏は楽しみだ。

　2年生とは思えぬ打撃センスを持つ和崎寛之（宇部工）、昨夏、進学校の躍進を支えた俊敏な遊撃手の和田孝太郎（山口）、和泉樹弥（光）はパンチ力があり、広角に打球を飛ばす。内野手「和」トリオが個性を放っている。

　守備範囲が広く巧打者タイプの中堅手トリオは、冨山拓海（岩国）、伊藤和樹（華陵）、桶谷共生（早鞆）。中でも、先頭打者の伊藤から、河村俊昌、磯村拓未と続く華陵は、重量打線だ。

　甲子園出場組からは重岡郁弥（岩国商）、鶴田心（柳井学園）、椙田寿樹（宇部鴻城）の強打者が名を連ねる。春の県大会で早くもマウンドデビューを飾った正木蓮（早鞆）は1年生ながら筋肉のヨロイをまとい、「野球選手の匂い」がプンプンする。夏は、野手なのか投手なのか？　楽しみ2倍だ。

【注目選手】弘中裕太（光）