プロ野球界に燦然と輝く大記録を打ち立てたレジェンド、はたまた「自分だけの一芸」を武器に鮮やかな印象を残したいぶし銀の選手たち。週刊野球太郎では、そんなプロ野球の歴史に名を残した偉大な者たちの軌跡を追う。第1回は「強打の捕手列伝」。
野球の守備において、捕手は「現場監督」とも称される。それだけに、「まずは守り」という重要な任務があり、打力は二の次とされがちだ。また、近年は投手と捕手をセットで起用する球団も多く、「レギュラー捕手」というのがそもそも生まれづらくなっている。
ただ、今も昔も「強打の捕手」がいるチームは強く、常に待望されている。打力も兼備し、攻守に圧倒的な存在感を放った名捕手を振り返っていこう。