八木裕、新庄剛志、濱中治……。 惜しかった阪神の“生え抜きスラッガー候補”たち
今季は筒香嘉智(DeNA)が44本塁打を放ち、山田哲人(ヤクルト)も負けじと38本塁打。2名の日本人生え抜き打者が30本塁打をクリアし、鈴木誠也(広島)も29本塁打。「生え抜き大砲」が火を噴くシーズンとなった。
この状況にヨダレが止まらない球団といえば、阪神だろう。
実は阪神は楽天を除く11球団のなかで最も「生え抜き30本塁打」から遠ざかっている。1985年に掛布雅之が40本塁打を放って以降、なんと31シーズンにも渡って、30本塁打を超えた生え抜きはなし。
広い甲子園といえど、やや寂しい結果だ。清宮幸太郎(早稲田実)への猛マークも頷ける。
しかし、この31年間を見ると、あと一歩で30本塁打を逃した選手も多い。“ミスター・タイガース”に至らなかった「惜しい」レジェンドたちを紹介しよう。