金子がいない
ブランコも平野佳寿もいなくなった。
でも、オリックスにはブルとベルがいる!
優勝候補の本命に推す人も多かった今季のオリックス・バファローズ。ところが、蓋を開けてみれば9戦して、わずか1勝と最下位爆走中(以下、今季の成績については4月6日現在)。開幕からまだ10日ほどとはいえ、誰がこの展開を予想しただろうか。
投手陣は決して悪くはない。エースの金子千尋が開幕に間に合わず、抑えの平野佳寿が登録抹消された状況において、よく踏ん張っているといってもいいかもしれない。
むしろ問題は大補強したはずの打撃陣だ。アメリカ帰りの中島裕之の打率.250はまだいい方で、FA補強した小谷野栄一は打率.152。DeNAから移籍してきたトニ・ブランコは打率.067と苦しみ、左膝の故障もあって4月1日に登録抹消された。加えてキャプテン糸井嘉男も打率.147に届かない絶不調で、チーム打率.198で2割に届いていない状況は「緊急事態」と言ってもいい。