残念!!バッセンお世話になりましたの巻/第57打席
今回で第57弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
これも時代の流れなのだろうか。はたまたサッカー人気の影響か。年老いた店主の後を継ぐ人がいなかったのかもしれない。
バッセンがつぶれると妙に悲しい。街から音が1つ減ってしまうから。
「カーン」
「キーン」
あの気持ちのいい音が……。
1カ月後、この場所にできたのはレンタルDVDショップ。早速1本のヤラシイDVDを借りてみる。自宅に帰り、そのDVDを大音量で再生する。このおかげで街にまた一つ、新たな音が加わった。
そう、気持ちのいい音が……。えっ?
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!