ブレーブス黄金時代を支えた左の大エース…トム・グラビン(元アトランタ・ブレーブスほか)/第64回
2014年アメリカ野球殿堂表彰者3人のイラストもついに今回が最後になります。最後の1人を飾るのは、300勝左腕、1990年代のアトランタ・ブレーブスの黄金時代を支えたトム・グラビン氏です。
14年連続地区優勝という時代の多くを、グレッグ・マダックス投手とともにローテーションを支え、時を経て、同時に殿堂入りというのは、運命めいたものを感じざるをえません!
コントロールに優れ、「世界最高の技巧派」との呼び声高い投手で、通算305勝、サイ・ヤング賞2度、最多勝5度に輝いています。
イラストでは、グラビン投手のフォームで特長的な右手のグラブをグッと前に出す動きをとらえて描きました。
背番号「47」は引退してまもなく、ブレーブスの永久欠番に。長年コンスタントに活躍し続けても、なかなか達成することが難しい“300”というマイルストーン。グラビン投手、マダックス投手の2人の偉大な投手が同時に、資格を得た1年目で殿堂入りしたことで改めて、白星を“300”重ねるという偉業の素晴らしさを確認することができました。
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絵と文=横山英史(よこやま・ひでし) /1980年生まれ。野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描いた作品なども制作。
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