オコエだけじゃない! 高校野球・甲子園大会で魅せたハーフ&留学生球児列伝
熱戦が続く夏の甲子園。ここまでの試合で最も目を引いた選手の一人が、関東一のオコエ瑠偉だ。
オコエはナイジェリア人の父と、日本人の母の間に生まれたハーフで、その身体能力は「超」が付くほどに抜群。特に走力はプロ野球トップクラスの選手にも引けを取らず、チーム内外から「チーター」と呼ばれているほどだ。
既に関東地区では「オコエの俊足は一見の価値あり」と評判高かったが、そんなオコエがついに全国舞台に登場。11日の高岡商戦に1番中堅手で出場すると、いきなり強烈な流し打ちで一塁手を強襲。ボールがグラブを弾き、ファウルグラウンドを転々とする間に目にも止まらぬ速さで二塁に到達した。
ボールを弾いた一塁手も考えていなかったであろうアグレッシブな走塁でいきなり甲子園を沸かせると、打者一巡の攻撃を見せた3回には2打席連続の三塁打。聖地・甲子園でも自分の武器を遺憾なく発揮した。
オコエをはじめ、近年の高校野球ではハーフ球児や留学生の活躍が目立っている。そこで、近年の甲子園の舞台で輝いた彼らを振り返ってみよう。