《名監督列伝》米澤貴光(関東一)と関口清治(盛岡大付)。先人の教えに心を開き生まれ変わる
高校野球監督とは甲子園に人生を捧げ、数奇な運命を生きる男たち。己のチームを作り上げ、地元のライバル校としのぎを削り、聖地を目指して戦い続ける。
週刊野球太郎の7月連載では『高校野球 ザ・名監督列伝』と題して16人の監督をピックアップ。第7回は関東一の米澤貴光監督と盛岡大付の関口清治監督を紹介したい。
(以下、文中一部敬称略)
■米澤貴光(関東一)
米澤貴光は関東一から中央大、シダックスでプレーし、2000年に母校・関東一の監督に就任。2008年のセンバツを皮切りに春夏通算で7度甲子園に出場するなど、甲子園から遠ざかっていた関東一を復活させた。
オコエ瑠偉(楽天)らプロ野球選手も輩出するなど、「今、波がきている」監督の1人である。