9月17日、岩手・大船渡高のエース・佐々木朗希が、秋季岩手県大会の1回戦で163キロを叩き出した。スタンドにはどよめきが起こったというが、実は、この球速は球場の機械の誤作動と判明。公式記録としては157キロが最速だったようだ。
佐々木は、すでに高校野球ファンやドラフトマニアの間では知られた存在で、この日は球場に多くの観客が詰めかけ、なかには複数の日米プロ野球のスカウトもいたという。佐々木の注目度の高さは球速だけによるものではないが、超高校級のスピードボールが興味のベースにあるのも事実。このように、球速というのは無条件で見る者の心を惹き付けるのだ。
プロの世界でも、その速さを武器にファンを魅了した投手たちが存在した。ここでは、球速160キロ以上を記録した剛速球投手をピックアップしてみたい。