今年のヤクルトでは、一人のアンダースローの活躍が際立っている。そのピッチャーの名は山中浩史。昨シーズン途中、新垣渚とともに川島慶三、日高亮との交換トレードでソフトバンクからヤクルトへ移籍してきた。
昨年までのプロ3年間で勝ち星はなかったが、今年6月12日の西武戦でプロ初勝利を挙げると、そこから勝ち星を重ね無傷の6連勝(8月20日現在)。後半戦に入ってからは先発ローテーションの一角を担っている。
歴史を紐解くと、野村克也監督時代の「野村再生工場」の影響もあって前球団で活躍できなかった選手や自由契約となった選手が活躍するケースが多い。その系譜を改めて振り返ってみよう。