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【プロ野球】今こそスポットライトを当てたい、初代トリプルスリー、岩本義行の伝説

 ヤクルトの山田哲人が9月6日の試合で今季30盗塁を記録。本塁打も既に33本、現在3割3分台の打率とあわせて「トリプルスリー」達成は確定的だ。

 また、ソフトバンクの柳田悠岐も9月8日の試合で30本塁打に到達。打率はパ・リーグ首位、盗塁が現在28盗塁と、こちらも「トリプルスリー」達成が秒読みになっている。

 プロ野球80年の歴史で過去に8人しか達成できていない偉業、「トリプルスリー」。それが一度に二人も、セ・パ同時に達成者が出そうなのだから、何とも貴重な時間を野球ファンは過ごしていることになる。


 奇しくも65年前、史上初めてのトリプルスリー達成者も、セとパで同時に二人だった。1950年、セ・リーグで達成したのが松竹ロビンスの岩本義行。パ・リーグで達成したのが毎日オリオンズの別当薫だ。ここでは二人のうち、岩本義行にスポットを当て、その偉業を掘り起こしてみたい。

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