殿、ご乱心!
読売ジャイアンツ、原辰徳監督。リーグ優勝7回、日本一3回、WBC日本代表では世界一にも輝いた現代の名将の一人であることは間違いない。
そんな原監督の戦術・戦略で、ときに「あれ?」と疑問を抱いてしまうのが非情な途中交代劇の多さだ。先日25日にも、1軍登録されて即スタメン出場した大田泰示が最初の打席で空振り三振に終わると、その裏の守備途中で交代を告げられてしまった。大田は過去にもチャンスで見逃し三振に倒れるとその直後の守備から交代させられたことがある。
原監督の指揮下ではたびたび、このような「懲罰交代」と言いたくなる非情采配が行われる。納得できるものもあれば、球界OBやファンから「なぜそこまで……」「もっとやり方があるはず」といった疑問を呈されることも多い。過去の「突然の交代劇」を振り返ってみよう。