今年は福原忍(阪神)が槍玉に。現役を続けるか、華々しく最後を飾るか 〜揺れ動く心〜
8月31日。
“超変革”を掲げた阪神タイガースのリーグ優勝の可能性が消えた。
もちろん、チームとしては終戦というわけではなく、残り19試合を全力で戦うことが使命として残されているし、クライマックスシリーズ進出の可能性だってある。
しかし、こういう時期だからこそ、阪神を囲むマスコミ各社は競って来季の戦力の選定作業に入るのが決まりごとだ。同時に球団はその対応に追われる。
今年槍玉に挙げられたのが、セットアッパーとして期待されながらも本来の調子を出せず、4月早々にファームに降格した福原忍だった。報道では8月27日、阪神首脳による編成会議で来季の戦力外が決定したというのだ。
福原自身は、「球団からは何も聞いてない」と、自らの進退を明らかにはしなかったが、「他球団でも現役を続けたい」と、報じたメディアもあった。
人気球団とはいえ、シーズン半ばで進退を憶測で報じられては、選手はたまったものではない。