「高校野球100年」の今年は、女性が初めて甲子園のベンチ入りを果てしてから20年の節目の年でもある。その初めて甲子園のベンチ入りした人物は、1995年の第77回大会に出場した柳川高の責任教師・高木巧美子さん。さらに翌年からは「記録員」として女性マネジャーでもベンチ入りすることが許された。以降、高校野球ではおなじみの光景となっている。だが、高校野球の歴史を振り返ると、さらに多様な場面で女性が重要な役割を果たしていた。「女性が支えてきた甲子園史」を振り返ってみよう。