11月から続いていたタイガースのお家騒動が収束して、元の鞘へ収まった。事件の発端はマネージャー兼スカウトの青木一三による権謀術数。「選手の年俸が上がらないのは選手兼監督の藤村富美男が軽々しく安い契約のハンコを押しているからだ」と選手を扇動。13人の選手が「藤村監督退陣要求書」を球団に突きつけ、大騒動に発展していた。最終的には虎党の権力者たちが乗り出し、見事円満解決となった。