野村謙二郎は、1995年に大卒選手では長島茂雄(元巨人)に次ぐ歴代2位のスピードで1000安打を記録した。1999年には1500安打に到達するも、それ以降、度重なる故障に苦しめられ、ガクッと試合出場数は低下。最後の500本は時間がかかってしまったが、その分、野村の2000安打に対する気持ちは強くなり、「どうしても達成したい」と語るように。そんな万感の思いが詰まった大記録だった。