“雲はわき、光あふれて……”と、高校野球ファンならずとも聞き覚えのあるこの曲は、ご存じ「栄冠は君に輝く」。副題は「全国高等学校野球大会の歌」といい、甲子園大会では5回裏終了時のグラウンド整備中に流れている。使用されるようになったのは今から70年近く前、1948年の第30回大会から。この歌には、実は興味深い誕生秘話がある。大会歌誕生の経緯について紹介しよう。