オープン戦の巨人対ヤクルト戦で、日本プロ野球史上唯一の通算400勝を達成した、金田正一の引退試合が行われた。引退試合は当時では、プロ野球9人目。巨人では1962(昭和37)年3月20日の別所毅彦以来2人目であった。6回に登板した金田は、全11球を投げて、見事、三者凡退に抑えた。試合後は両チームの選手が並ぶ前で、ファンにあいさつ。場内には「蛍の光」が流れ、金田は初めて、グラウンドで涙を流したという。