25年ぶりの優勝がみえた!? 現実味を帯びてきた優勝に対する広島ファンの不安とは?
広島の快進撃が止まらない。6月29日には、34年ぶりの11連勝を達成。7月5日現在2位と10.5ゲームの大差をつけ、独走態勢に入った。
さすがにここまでくると、25年ぶりの悲願を確信せずにはいられない。しかし、広島ファンは、そう簡単に優勝を確信できない。20年前に味わったトラウマがあるからだ。
1996年、広島は7月時点で首位を独走しながら、巨人に逆転優勝を許してしまった。当時の巨人・長嶋茂雄監督が高らかに「メークドラマ」と謳った、あの大逆転劇のことだ。
20年前に負ったこのトラウマのせいで、広島ファンは優勝が決まる日まで不安をぬぐえないのである。
しかし今季は、戦力も環境も野球そのものも大きく違う。1996年と今季の広島を比べることで、今季の優勝の可能性を探ってみたい。