”今”話題の野球ニュースを裏のウラまで読む!
auスマートパスなら厳選コラムが読み放題
週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

ストップ・ザ・大谷翔平の一番手は? 山崎武司、今中慎二ら解説者がパ・タイトルを大胆予想!


 開幕からの3試合でホームラン0。パ・リーグに史上初の珍事が生まれた。誰がこんなことを予想できただろうか? 今季、投手三冠の期待がかかる大谷翔平も開幕戦では黒星。個人タイトル予想は順位予想以上に困難を極める。

 そんな“難しい”個人タイトル予想を巡る、解説者同士の侃々諤々のやり取りが実現した。開幕の前日、3月24日に行われた「プロ野球2016シーズン開幕前夜祭」(オンラインコミュニティ「乾杯!ほろ酔いプロ野球部」主催)での出来事だ。部長を務める里崎智也のほか、駒田徳広(元巨人ほか)、西崎幸広(元日本ハムほか)、山崎武司(元楽天ほか)、今中慎二(元中日)らが本音トーク満載でタイトル予想を繰り広げた。その模様をレポートする。
【打撃タイトル編】

<里崎予想>
打率:中村晃(ソフトバンク)
本塁打&打点:中村剛也(西武)

<駒田予想>
打率:秋山翔吾(西武)
本塁打:中村剛也(西武)
打点:中田翔(日本ハム)

<西崎予想>
打率:秋山翔吾(西武)
本塁打:中村剛也(西武)
打点:中田翔(日本ハム)

<山崎予想>
打率:柳田悠岐(ソフトバンク)
本塁打&打点:中村剛也(西武)

<今中予想>
打率:柳田悠岐(ソフトバンク)
本塁打:中田翔(日本ハム)
打点:中村剛也(西武)

 打撃部門では昨季トリプルスリーの柳田以上に、中村剛也、中田翔に票が集まった。では、解説者の評価を聞いてみよう。

「中村剛也は、本塁打を打つ“コツ”と“ツボ”を持っています。プロ野球選手は、芯に当たれば誰だって本塁打を打てるんです。その中でキングになれるのは、詰まろうが先っぽで打とうが本塁打を打てる選手。僕も中村と本塁打王争いを8月までしたときがありましたけど、『勝てねぇな』って正直思いましたね」(山崎)

「中田翔は、打点は毎年しっかり稼ぐし、チャンスに強いイメージがあります。本塁打王は中村としましたけど、彼は三振も多い。その分、打点では中田が有利なのかな、と」(駒田)

「おかわり君はケガがあるんでね。その分、打点としては中田翔が有利。チャンスにも強いし、一応、日本ハムの後輩ですから(笑)」(西崎)


【投手タイトル編】

<里崎予想>
最多勝&防御率&奪三振:大谷翔平(日本ハム)

<駒田予想>
最多勝&防御率&奪三振:大谷翔平(日本ハム)

<西崎予想>
最多勝&防御率:大谷翔平(日本ハム)
奪三振:則本昂大(楽天)

<山崎予想>
最多勝&防御率&奪三振:大谷翔平(日本ハム)

<今中予想>
最多勝:有原航平(日本ハム)
防御率:大谷翔平(日本ハム)
奪三振:則本昂大(楽天)

 圧倒的な大谷推し! 里崎、駒田、山崎の3名が「投手三冠」を予想した。大谷の存在が圧倒的だからこそ、ひと際目立つのが最多勝で名前の挙がった有原と、奪三振の則本だろう。

 2014、2015年と2年連続で奪三振王の則本に関して、その理由は推して知るべし。一方、昨季の新人王とはいえ、シーズン8勝だった有原を最多勝に推す理由とは?

「専門職に頑張ってもらわないとね。でも、有原はキャンプすごかったですよ。大谷と2人で投げてたんですけど、有原のほうがオーラが出ていました。球の質が違いましたね」(今中慎二)

この内容に、大谷三冠を予想した山崎も割って入った。

「有原はすごいよ! 大谷と有原とでいつもキャッチボールをしてるんだけど、有原の方がバランスがいい。馬力もあるし、大谷・有原で15勝ずつとかできれば、日本ハムわからないよね」(山崎)

【新人王編】

西崎:オコエ瑠偉(楽天)
山崎:茂木栄五郎(楽天)
里崎・駒田・今中:予想不可能

「さすがに現段階では浮かびませんでした」と予想の難しさを嘆く解説者もいる中、果敢に名前を挙げたのが西崎と山崎。ともに楽天のルーキーを一本釣りした格好だ。

「楽天は新人選手の活躍するチャンスが大きいかな、と。オコエにしたけど、茂木もいいんですよ」(西崎幸広)

「僕は茂木っていう選手の存在を知らなかったんですけど、キャンプで一目見て『メチャクチャいいじゃん!』と。ちょっと守備に難があるんですけど、足は速い、バッティングもいい。ドラゴンズのスカウトにも聞いたところ、どうしても欲しい選手だったと。ただ、ケガがちなところを他球団は敬遠したみたいですけど、野球センスは抜群ですよ。心配なのはケガと、一番不慣れなショートを守ること。彼がショートの守備で悩まなければ、新人王はあるんじゃないかと。そのくらいの素材ですよ」(山崎)


 以上のタイトル予想が実現すれば、「ソフトバンク一強」ともいわれるパ・リーグのペナントの行方にも一波乱生まれそうだ。

 また、今回の「プロ野球2016シーズン開幕前夜祭」同様、「乾杯!ほろ酔いプロ野球部」ではレジェンド解説者を交えたオフ会やトークイベントを定期的に開催。4月21日には里崎部長と仁志敏久(元巨人など)のトークイベントが予定されている。詳しくは「乾杯!ほろ酔いプロ野球部」を運営する「部活DO!」のホームページ(http://bukatsu.hikaritv.net/campaign/0014/)へ。野球太郎でも注目のイベント情報は随時レポートをしていく予定だ。

(※以上、敬称略)

文=オグマナオト(おぐま・なおと)

本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方