4月といえば、街中で真新しい学生服やスーツを着たフレッシュマンたちが目につく季節。新入生・新社会人が新しい世界に飛び込む姿を見て、自らのルーキー時代を思い返す人も多いかもしれない。
高校野球界で今、最も注目を集めているルーキー(新1年生)といえば、名門・早稲田実業に入学直後から、所属した硬式野球部で、大活躍を見せている清宮幸太郎だ。
東京都春季大会で高校野球デビューを果たした清宮は、4月9日の駒大高戦で決勝タイムリーを放つなど、6日に入学式を終えたばかりの1年生とは思えない活躍ぶり。リトルリーグでは世界一に輝き、リトル通算132本の本塁打を放った清宮は、「和製ベーブ・ルース」の異名がつけられるなど、すでに多くのメディアで紹介されている。
実は野球太郎編集部は、この“逸材”に早くから注目していた。過去、清宮が中学2年生の頃に取材していた経緯がある。今後の高校球界で必ず話題になるであろう清宮は、一体どのような育ち方をしてきたのか? 彼の成長を追った記事を、2013年12月26日発売の『中学野球太郎Vol.3』に掲載した。それらを抜粋して、清宮幸太郎はどんな選手なのか、じっくりと紹介しよう。