このシーズンの南海は、駒沢球場で行われた8月22日の対東映戦に2対0で勝利してから、この日の大阪球場での対西鉄戦まで勝ち続け、18連勝を記録した。この間のチーム打率は.239で、二ケタ安打はわずか1試合。しかし当時としては珍しい細かい継投策と、機動力で勝利を重ねたのだった。翌22日の試合に敗れたものの、次の日の23日から再び8連勝をマーク。もし22日に勝利していれば、シーズン27連勝となっていた。