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各球団スカウト陣の1年の集大成・ドラフト会議は今週木曜日!……今週の野球みどころランキング[10月22日(火)〜10月28日(月)]

『今週の野球みどころランキング』は、10月第4週はじめの時点で注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 最後には今後の簡単な野球界のスケジュールを添えていますので、重要事項はチェックしておいてください!


10月24日はプロ野球ドラフト会議!
―――プロ野球&アマチュア野球

 昨年は当時・花巻東の大谷翔平がメジャー志望を正式に打ち出したことで、ドラフト会議前も、そして日本ハムが1位指名をし、どうやって口説き落とすか、それとも大谷は揺るぐことなくアメリカへ飛び立つのか、など大谷翔平周辺が大きな話題となったプロ野球ドラフト会議。だが、今年はここまでは平年並みの賑わいとなっている。

 それでも、松井裕樹(桐光学園)は何球団から1位入札があるのか、それ以上に吉田一将(JR東日本)に人気が集まるのか、ということから、今年のアッと驚く隠し玉指名、サプライズがあるのかどうか…。噂では東北福祉大の軟式野球部出身選手がプロテストを受験している、という気になるトピックも出てきた。

 各球団どのような指名をしてくるか、そしてもちろん交渉権確定の「当たりクジ」を引く球団はどこになるのか、その瞬間になってみないとわからない。贔屓のプロ球団はどんな選手を指名をし、注目してきたアマチュア選手はどの球団と交渉することになるのか…、プロ野球ファンもアマ野球ファンも気になる、プロ野球ドラフト会議は今週の木曜日、24日17時から始まる。

亜細亜大が史上3校目の東都5連覇達成、各リーグも続々と優勝校が決定
―――大学野球

 亜細亜大が持ち前の勝負強さを発揮し、史上3校目、戦後では2007年春〜09年春に東洋大が達成して以来2校目となる東都大学リーグ5季連続優勝を果たした。

 2位・國學院大との直接対決となった第6週で、亜細亜大はまず1回戦で國學院大・先発のドラフト1位候補・杉浦稔大の不調につけ込み早々に7点を奪うと、7-5で逃げ切り勝ち。2回戦は國學院の技巧派左腕・柿田竜吾(JR東海内定)を打ち崩せず、2-3で敗れるが、3回戦では打線が柿田・杉浦からなんとか4点を奪うと、1回戦でも完投勝利したドラフト候補・九里亜蓮が粘りの投球で3失点に抑え、見事優勝投手に。亜細亜大が最終カードを残し、見事優勝を決めた。

▲亜細亜大の優勝が決まると、エースの九里を中心にマウンドに歓喜の輪ができた[松井智子撮影]

 関西六大学リーグではプロ志望届を提出し、指名があるかもと噂の捕手・桂依央利(かつら・いろり)が所属する大阪商業大が42季ぶりの優勝を果たし、関西学生リーグでは関西学院大が2季ぶりの優勝。

 関甲新学生リーグは今季も上武大、山梨学院大、白鴎大の三つ巴の戦いになった。優勝争いだけではなく、2位以上のチームが明治神宮大会関東地区代表決定戦に進むことができるので、より激しさを増している。最終週、まず白鴎大が平成国際大から勝ち点を挙げ、ひとまず先に2位以上を確定させた。これにより、1位・上武大と2位・山梨学院大の試合は勝ち点を落とすと3位転落、という状況になった。第1戦は山梨学院大が勝利、第2戦は延長の末、上武大が勝利。第3戦は更新日の今日、22日に行われている。
 首都大学リーグは21日に日体大を4-2で下した東海大が10戦10勝で65度目の優勝を決め、東京新大学リーグも創価大が東京国際大を相手に連日の逆転勝利で、こちらも10戦10勝の完全優勝を成し遂げた。

北條弟の大活躍などで光星東北大会V、前橋育英に県民栄誉賞が授与される
―――高校野球

 秋季東北大会はすべての試合が終了し、光星学院から今春改称した八戸学院光星(青森)が2年ぶり4度目の優勝を飾った。準決勝で花巻東(岩手)を2-1で破ると、決勝戦の東陵戦では、北條史也(阪神)の弟・裕之が3ランを含む6打数4安打5打点の大暴れで牽引し、13-2の大勝。優勝で来春のセンバツ出場をほぼ確定させ、また11月16日から始まる明治神宮大会出場も決めた。

 秋季北信越大会は決勝進出2校が決まった。準決勝は日本文理(新潟1位)が地球環境(長野2位)を4-3で、東海大三(長野1位)が北陸(福井2位)を5-2でそれぞれ破り決勝に駒を進めた。決勝戦は延長11回の末、日本文理が準決勝に続きサヨナラ勝ちで北信越大会優勝を飾った。

 秋季近畿大会も開幕し、智辯学園(奈良1位)が来秋ドラフト候補内野手の岡本和真の高校通算55号目となる2ランなどで八日市(滋賀3位)を8-0で下した。他には履正社、龍谷大平安、三田松聖、奈良大付、智辯和歌山が1回戦を勝ち抜いた。

▲岡本和真(智辯学園)


 秋季東京大会は都小山台が堀越、早稲田実、そして21日に日大豊山を3-0で勝ち、3試合連続で私立高校を撃破。エースの伊藤優輔がチームを引っ張っている。次戦は26日に準々決勝・東海大高輪台と対戦する。

 この他にも秋季中国大会が25日から、秋季九州大会、秋季関東大会が26日に開幕する。来春のセンバツ出場に向けた熱い戦いが繰り広げられている。

 今夏の甲子園、夏初出場で初優勝を遂げた前橋育英に群馬県から県民栄誉賞が授与され、その顕彰式が17日に県庁県民ホールで行われた。約200人の県民が詰めかけた中、優勝メンバーは一人一人紹介され、荒井直樹監督は「この賞に恥じないようなチーム、人に成長していきたい」と話した。

巨人貫禄勝ちで日本シリーズへ、パ・リーグは楽天が初めての日本シリーズへ!
―――NPB

 セ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(以下CS)のファイナルステージが開幕。

 セ・リーグではレギュラーシーズン2位・阪神の本拠地・甲子園で連勝した勢いに乗る広島だったが、巨人が王者たるその実力を遺憾なく発揮し、一気に3連勝で日本シリーズ出場を決めた。

 第1戦では巨人がサード・村田修一のタイムリーエラーで2失点と先制点を奪われるが、6回に坂本勇人のソロ本塁打で追いつき、7回には村田のライト前タイムリーで勝ち越した。先発の内海鉄也が4回を投げ、2失点(自責点0)ながら打順の巡りもあり早々と降板するも、その後は澤村拓一、山口鉄也、スコット・マシソン、西村健太朗の継投で無失点。これで勢いづいた巨人は第2戦で菅野智之が完封勝利。セ・リーグ初のCS完封はレギュラーシーズンで一度も完封勝利の経験がない菅野が達成した。

 第3戦では先制を許すも3回、阿部慎之助のセンター前ヒットで同点とすると、4回には坂本の左中間を破るツーベースで勝ち越し。5回には、再び阿部のタイムリーで突き放し、3-1で勝利。3連勝で2年連続34度目の日本シリーズ進出を決め、MVPには第2戦で完封勝利の菅野が選ばれた。
 一方、パ・リーグは広島と同じく3位から勝ち上がったロッテと楽天の対戦。初戦でシーズン24連勝無敗の大エース・田中将大がロッテ打線に7安打を浴びながらも完封勝利で1勝のアドバンテージがある楽天が先勝したものの、第2戦はロッテがブラゼルの決勝ホームランで白星を挙げる。

 しかし第3戦は楽天・美馬学が4安打完封の大仕事をやってのけ、日本シリーズ進出に王手をかけた。ここで一気に優勝を決めたかった楽天だが、20日の第4戦は雨天中止。21日にスライドした試合はシーソーゲームとなったが、7回裏に楽天はマギーのソロホームランで勝ち越すと、8回に則本昂大、9回に田中将大を投入して逃げ切り、日本シリーズへの切符を手にした。

 巨人はV9以来、40年ぶりの2年連続日本一に挑む日本シリーズ。楽天は球団創設9年目での日本一、そして星野仙一監督も初めての日本一を目指し、憎き巨人と戦う日本シリーズは、26日からKスタ宮城で幕開けとなる。

上原が優勝決定シリーズ優勝投手&MVPに
―――MLB

 レッドソックスvsタイガースのカードで行われていたア・リーグの優勝決定シリーズは第2戦でレッドソックスが上原浩治にポストシーズン初勝利がつくサヨナラ勝ちで1勝1敗のタイに戻すと、その後は互いに1勝ずつを挙げ、第5戦に。

 タイガースの本拠地・デトロイトで行われた第5戦はレッドソックスがマイク・ナポリのソロホームランなどで4点を奪うもタイガースの追撃で1点差に。そんな中8回1死から上原が登板。打者5人に対し1人の走者も出さず好リリーフでワールドシリーズに王手をかけた。

 そしてレッドソックスの本拠地・ボストンに戦いの場を移した第6戦では3点リードの9回に、ファンから「コウジ!」とコールが起こる中、上原が6番手で登板。先頭打者をわずか3球で空振り三振に斬ってとると、ファンからのコールが「MVP!」というコールに変わり、最後の打者もスプリットで空振り三振に仕留め、上原を中心に歓喜の輪が広がった。

 これでワールドシリーズ進出を決めるとともに、優勝決定シリーズ1勝3セーブの堂々たる成績で上原がシリーズMVPを獲得。救援投手のシリーズMVPは、2003年のマリアノ・リベラ投手(ヤンキース)以来10年ぶりの快挙となった。

 また、この日7回に4番手として登板した田澤純一は昨季三冠王のミゲル・カブレラを2球でショートゴロに仕留めた。これでシリーズ3度の対戦ですべてカブレラを打ち取るキラーぶりを見せると、その裏に同僚のシェーン・ビクトリーノの逆転満塁ホームランが飛び出したため、田澤にポストシーズン初勝利がついた。なお、日本人投手がワールドシリーズ進出を決める白星を挙げるのは、当時レッドソックスの松坂大輔が2007年のア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦(対インディアンス)で勝って以来となった。

 そのレッドソックスと対戦するのはカージナルス。ワールドシリーズ進出を決めた第6戦では打線がドジャースのエース左腕であるクレイトン・カーショーを4回7失点でKOし、第2戦に続き新人右腕のマイケル・ワカがまたも無失点の快投。2年ぶり19度目のワールドシリーズ進出を決めた。

 ワールドシリーズは現地時間23日からボストンで開幕する。


■プロフィール
文=高木遊(たかぎ・ゆう)/1988年、東京都出身。幼い頃よりスポーツ観戦に勤しみ、東洋大学社会学部卒業後、スポーツライターとして活動を開始。昨年は東都大学野球春・秋1部全試合を取材。大学野球を中心に、アイスホッケー、ラグビー、ボクシングなども取材領域とする。高木遊の『熱闘通信』随時更新中(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buaka/)twitter(@you_the_ballad)


女子プロ野球関連

10月25〜27日:「ヴィクトリアシリーズ」@神宮球場

3日とも19時試合開始予定

※詳しくは女子プロ野球公式HPをご覧ください。

アマチュア野球スケジュール

☆高校野球☆
・来春のセンバツに向けた秋季大会!
北海道大会…優勝:駒大苫小牧

東北大会…優勝:八戸学院光星

関東大会(開催地:茨城)
10月26日から@水戸市民球場ほか
東京大会
開催中@神宮球場ほか
北信越大会…優勝:日本文理

東海大会(開催地:愛知)
10月19日から@岡崎市民球場ほか
近畿大会(開催地:奈良)
10月19日から@佐藤薬品スタジアム
中国大会(開催地:岡山)
10月25日から@倉敷マスカットスタジアムほか
四国大会(開催地:愛媛)
10月19日から@坊っちゃんスタジアム
九州大会(開催地:沖縄)
10月26日から@沖縄セルラースタジアム那覇ほか

★大学野球★
秋季リーグ戦は熱戦の真っ最中!
★明治神宮大会出場校(11月16日〜)
北海道地区代表:道都大
東北地区代表決定戦
10月25〜27日@仙台市民球場
関東地区代表決定戦
10月30日〜11月2日@横浜スタジアム
東海・北陸・愛知三連盟王座決定戦
11月2〜4日@瑞穂公園野球場
関西地区代表決定戦
11月2〜5日@南港中央野球場
中・四国地区代表決定戦
11月5日@東広島アクアスタジアム
九州地区代表決定戦
10月26、27日@福岡工業大FITスタジアム、11月7、8日@福岡ヤフオク!ドーム

※関東地区と関西地区は2校出場。この他に、東京六大学リーグと東都大学リーグの優勝校がそれぞれ出場する。

◎社会人野球◎
10月28日〜11日間
第39回 社会人野球日本選手権
@大阪ドーム
最終予選前に出場権を獲得したチーム
・JX-ENEOS   ・Honda
・JR東海    ・JR東日本
・三菱重工神戸 ・日本生命
・新日鐵住金かずさマジック
・Honda熊本   ・NTT西日本

☆日本選手権最終予選結果
北海道代表→室蘭シャークス
東北代表→七十七銀行
関東代表→富士重工業、東京ガス、明治安田生命、JFE東日本、日本通運、セガサミー
北信越代表→バイタルネット
東海代表→トヨタ自動車、西濃運輸、ヤマハ、東邦ガス
近畿代表→パナソニック、日本新薬、新日鐵住金広畑、大阪ガス
中国代表→JFE西日本、三菱重工広島
四国代表→四国銀行
九州代表→JR九州、九州三菱自動車

全日本クラブ野球選手権・優勝:和歌山箕島球友会(日本選手権出場決定)

【プロ野球ポストシーズン情報】
MLBポストシーズンスタート
10月23日(現地時間)〜
MLBワールドシリーズ/ボストン・レッドソックスvsセントルイス・カージナルス
10月24日  プロ野球ドラフト会議
10月26日〜 日本シリーズ
11月8〜10日 台湾代表vs日本代表(小久保ジャパン初陣!)
11月15日〜 アジアシリーズ@台湾
11月中旬以降より各チームのファンフェスタ・ファン感謝デーが開催される予定

本誌情報
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