1988年の南海と門田博光 〜二冠王に輝いた「不惑のアーティスト」〜
いつの時代も、フルスイングは見る者の心を震わせる。
今の野球界であれば、柳田悠岐(ソフトバンク)や中田翔(日本ハム)、森友哉(西武)などがその代表格だろう。打者・大谷翔平(日本ハム)の腰がちぎれんばかりのフルスイングにも圧倒される。
なかでも、もっともっと活躍する姿を見たいのが森友哉だ。今月4日には1試合2本塁打を放つなど、存在感は失われていない。が、捕手というポジション柄、出場機会が限られるのが口惜しい。
この男の姿とダブらせたくなるのが、南海などで活躍した稀代のホームラン王・門田博光だ。
森 友哉/170センチ80キロ。
門田博光/170センチ81キロ。
「チームを救ったアウトロー」。今回は森の奮起を期待する上でも、あらためて門田博光の偉業を振り返ってみたい。