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優勝かと思ったら振り逃げ成立。長崎大会決勝で大事件未遂……! 意外と難しい「振り逃げ」のルール

優勝かと思ったら振り逃げ成立。長崎大会決勝で大事件未遂……! 意外と難しい「振り逃げ」のルール

 7月23日、甲子園を目指す長崎大会の決勝。波佐見が清峰を4対2で下し、16年ぶり3度目の夏の甲子園行きを決めた。2対2で迎えた延長10回表、6番・川口侑宏が劇的な勝ち越し2ランを放ち、試合を決めたが、その裏にはあわやのシーンもあった。

 10回裏2死一塁、清峰の攻撃。カウント2ストライク0ボールから波佐見バッテリーは低めの球で打者を三振に斬った。キャッチャーが駆け出し、マウンド上に歓喜の輪ができたが、実は投球がワンバウンド。清峰側はこれを見逃さず、歓喜のスキに振り逃げを成立させた。

 一転、2死一、二塁で試合再開。続く打者も同じようなボールで三振に打ち取られ、今度は波佐見の捕手がしっかり一塁に送球して、あらためてゲームセット。結果は変わらなかったが、ここで清峰に逆転サヨナラホームランでも飛び出そうものなら、球史に残る大チョンボになっていた……。

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