現在、野球界では中学、高校の部活動に顕著なように競技人口の減少が危惧されている。また、テレビのコンテンツとしての巨人戦が高い視聴率を稼いだ時代はとうの昔に過ぎ去った。しかし、野球人気が一概に下火なのかというと、そうでもない。野球場に足を運ぶファンの数は増加しているのだ。
2017年のプロ野球は25,139,463人(一試合平均:29,300人)と過去最多の観客動員数を記録。さまざまなイベントや入場者プレゼントなどのキャンペーンを打つ各球団の営業努力が実り、地域と一体になった応援スタイルも浸透。「野球は球場で観戦してこそ!」という楽しみ方が、すっかり定着したようだ。
その風潮のなか、楽天は楽天生命パーク宮城に観覧車などがあるスマイルグリコパークを隣接し、レジャーとして楽しむ観戦を提唱。日本ハムはホーム移転に伴い、北広島市に大規模なベースボールパークを建設することも視野に入れて動いている。これからの野球場はベースボールパークとしての価値、在り方がより求められていくのだろう。
そこで野球太郎は『今すぐいきたい! 野球太郎的ベースボールパーク構想!!』を連載。後編の今回は、「こんなベースボールパークがほしい!」と架空のベースボールパークを妄想してみる!