年俸最高額の黒田博樹がまさかの脱落! 新登場のあの男が投手コスパトップに!
6週目を迎える「オコエポイント」バトル。高額年俸選手たちのコスパで勝手にレース!
≪1オコエ=1000万円≫
※実際のオコエの年俸は1200万円だが、便宜上1000万円
という単位を勝手に設定し、コスパ、オコエとの活躍度の差を競っている。現在、レースに参加しているのは、以下の選手だ。
★投手
金子千尋=50オコエ
和田毅=40オコエ
山口鉄也=32オコエ
平野佳寿=30オコエ
涌井秀章=22オコエ(NEW!)
★野手
中村剛也=41オコエ
鳥谷敬=40オコエ
内川聖一=33オコエ
村田修一=30オコエ
糸井嘉男=28オコエ
選手名の横にある≪◎オコエ≫は年俸を表す。黒田であれば、60オコエ=6億円。つまり、オコエ60人分の資本をもって、雇われているわけだ。
高額年俸=ベテランも多く、多くの選手が2軍降格などで脱落しているが、先週8日にはついに黒田博樹(60オコエ)が右肩痛・首痛で2軍降格!
最高年俸60オコエ(6億円)がついに脱落した……!
代わりに日本人投手年俸次点の岸孝之(22.5オコエ)を……と思ったら、岸も右足内転筋の違和感でなんと2軍降格中。次点の涌井秀章(22オコエ)をレースに加える。
意外にも1億円台選手の登場が見えてきた……。
さて、花のゴールデンウイークに活躍した高額年俸選手は? 先週までのコスパランキングを見てみよう。
≪活躍に応じて獲得できるポイント≫
【投手】
1勝=10pt
1QS=10pt
1ホールドまたは1セーブ=10pt
※リリーフでの勝利はノーカウント
【野手】
(塁打数+四死球+盗塁)pt
このポイントを元に、1pt獲得あたりオコエ何人分のコストがかかるのか、オコエ何人分の活躍をしているのか(オコエ比)を測る。
※順位は1ptあたりのオコエ=コスパ順 成績は5月9日時点
★オコエ比基準
オコエ瑠偉[年俸1オコエ]
塁打数0+四死球1+盗塁1=2pt
<5月9日現在、2ptでオコエ1人分の活躍>
ケガ人続出のチーム事情もあり、2軍育成中。現在、1軍では2pt止まりとなっており、高額年俸選手にとってはオコエ比を広げるチャンスだ。
★投手オコエptランキング
≪1位≫(NEW!)
涌井秀章[年俸22オコエ]
7登板5勝0敗5QS=100pt
1勝あたり→11.1オコエ
1ptあたり:年俸22オコエ÷100pt=0.22オコエ
オコエ比:100pt÷2pt=オコエ50人分の活躍
今季は打線の援護に恵まれに恵まれ、いまだ負けなしのロッテのエースが初登場で1位に君臨。高額年俸の先発投手の中では一際目立った活躍をしている。チームの好調とともにどこまで勝ち星を伸ばせるか!?
≪2位≫(↓)
平野佳寿[年俸30オコエ]
16登板1勝3敗4H7S=110pt
1Hあたり→7.50オコエ
1Sあたり→4.29オコエ
1ptあたり:年俸30オコエ÷110pt=0.27オコエ
オコエ比:110pt÷2pt=オコエ55人分の活躍
先週は順調に2セーブを挙げたものの、7日のロッテ戦では同点からサヨナラ負けを喫し、3敗目……。それでも苦しいチーム事情の中で奮闘している。
≪3位≫(↓)
山口鉄也[年俸32オコエ]
15登板0勝2敗9H=90pt
1Hあたり→3.56オコエ
1ptあたり:年俸32オコエ÷90pt=0.36オコエ
オコエ比:90pt÷2pt=オコエ45人分の活躍
GWはわずか1登板。その8日の中日戦でも1回で3失点を奪われ、黄信号。足踏みが続いている。
≪4位≫(↓)
和田毅[年俸40オコエ]
6登板3勝1敗4QS=70pt
1勝あたり→13.33オコエ
1ptあたり:年俸40オコエ÷70pt=0.57オコエ
オコエ比:70pt÷2pt=オコエ35人分の活躍
順調にポイントを伸ばしてきた和田だが、4日の日本ハム戦は6回6失点の乱調。最下位・金子に尻尾を捕まれた。
≪5位≫(→)
金子千尋[年俸50オコエ]
7登板2勝2敗5QS=60pt
1勝あたり→25オコエ
1ptあたり:年俸50オコエ÷50pt=0.83オコエ
オコエ比:60pt÷2pt=オコエ30人分の活躍
シーズン当初は調子が上がらなかった金子だが、6日のロッテ戦でも8回無失点の好投。2連勝でポイントをグングン伸ばしている。
★野手オコエptランキング
≪1位≫(→)
糸井嘉男[年俸28オコエ]
塁打数56+四死球15+盗塁9=80pt
1ptあたり:年俸28オコエ÷80pt=0.35オコエ
オコエ比:80pt÷2pt=オコエ40人分の活躍
しぶとい活躍を続けてきた糸井だが、GWは7日までわずか1安打。しかし、最終日の8日に4安打の固め打ち。さすがの活躍を見せた。先週は3盗塁もあり、首位キープ。
≪2位≫(→)
内川聖一[年俸33オコエ]
塁打数62+四死球13+盗塁2=87pt
1ptあたり:年俸33オコエ÷87pt=0.38オコエ
オコエ比:87pt÷2pt=オコエ43.5人分の活躍
先週もしっかり8安打を放ち、安定のポイント上乗せ。糸井には年俸5オコエ差で先行を許しているが、ポイントでは野手ナンバーワン。
≪3位≫(→)
村田修一[年俸30オコエ]
塁打数57+四死球8+盗塁1=66pt
1ptあたり:年俸30オコエ÷66pt=0.45オコエ
オコエ比:66pt÷2pt=オコエ33人分の活躍
先週は6試合中3試合でマルチ安打。打率も3割台に乗せ、ベテランの味がでてきた。今季は年俸に違わぬ活躍だが、もっとド派手な活躍もできるはず。パ・リーグ勢には負けられない。
≪4位≫(→)
中村剛也[年俸41オコエ]
塁打数53+四死球17+盗塁0=70pt
1ptあたり:年俸41オコエ÷70pt=0.56オコエ
オコエ比:70pt÷2pt=オコエ35人分の活躍
ケガから復活の先週は1本塁打を含む6安打。まだ4本塁打に留まるが、爆発すれば一気に追い上げ可能な位置。火薬庫的存在。
≪5位≫(→)
鳥谷敬[年俸40オコエ]
塁打数39+四死球25+盗塁2=63pt
1ptあたり:年俸40オコエ÷63pt=0.63オコエ
オコエ比:63pt÷2pt=オコエ31.5人分の活躍
図太くスランプから脱出したものの、先週は5安打で平凡。しかし、5四球を選んで着実にポイントを上乗せ。緩やかだが、堅実な追い上げを見せている。
文=落合初春(おちあい・もとはる)