大会最多記録更新ペースでホームラン量産中。高校野球で金属バットを使うわけとは?
甲子園の常連、明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督も「びっくりするほど多い」と驚嘆する現象が、今年の夏の甲子園で起きている。
出場全49代表が出揃った14日の第7日までに出たホームランの数は実に37本。この時点で、早くも昨夏の大会通算本塁打数に並んでしまった。このペースを維持すると、2006年大会で生まれた過去最多記録、1大会60本を超える“68本ペース”だ。
今大会は2回戦までで150キロ超えの投手がいないことからも、打高投低、といわれている。ただ、近年、高校球児のパワーアップ、そして打撃技術の向上には目を見張るものがあるだけに、その結果が端的に出ている、という見方をしてもいいのではないだろうか。