◎第二十四回/牧田和久(埼玉西武ライオンズ・WBC日本代表)
イラストレーター・横山英史と申します。このコーナーでは、ベースボールを題材にして、それをイラストで表現しています。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、アメリカでの決勝トーナメントに突入し、侍JAPANにとっては大会三連覇を目指して、いよいよ大詰めを迎えます。
今回は、侍JAPANのクローザーを担っている牧田和久投手を描きました。
決勝へと進む勝ちゲームの最後を締めくくる、あるいは優勝が決まり歓喜が沸きおこる瞬間のマウンドに、というような場面を想像して、期待を込めて描きました。
残念ながらプエルトルコに敗れてしまった“侍JAPAN”。しかしながら牧田投手が第1・2ラウンドでみせてくれたパフォーマンスは色あせることはないでしょう。
世界のベースボールにおいて、とても希少なアンダースローのピッチャー。独特のフォーム、アームアングルから投じられる球は、球速表示より速く感じられるといいます。
イラストでは、牧田投手のアンダーハンドの、しなやかで、そして力強くも感じられるピッチング姿を表現してみました。
日本を代表する“サブマリン投手”が、サンフランシスコのAT&Tパークのマウンド上で躍動する姿が観たいです。
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絵と文=横山英史(よこやま・ひでし) /野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描た作品なども制作。1980年生まれ。
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