気にしすぎ!?バッセン被害妄想の巻/第29打席
今回で第29弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
「今日はお仕事休みかい?」
店主から発せられた何気ないこの言葉の中にはきっと・・・(こんな時間から? 見た感じ年の頃は30歳前後、まさか無職ってこたぁないよな〜)
こんな意味が込められているに違いない。しかし、仮に私が無職だったとして、この店主に一体なんの関係があるというのか。
私を哀れみ、上場企業への就職を斡旋してくれるとでもいうのだろうか? もしくはあなた自身がこのバッセンで私を雇ってくれるとでも?
こんな時間に店を訪れてしまったために掛けられた余計すぎる一言。
『バッセン行くなら午後五時過ぎ』
これが今の私の座右の銘である。
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!