後楽園球場で行われた阪急対巨人。当時はフランチャイズ制がまだ導入されていなかったこともあり、阪急が裏攻めだった。0対0で迎えた9回裏。無死満塁から青田昇がサヨナラ満塁本塁打を放ち、試合は決まった。後楽園球場のチケット代は指定席で30円、外野席で7円50銭という時代に、新国劇が満塁本塁打に賞金1万円を出すと発表していた。その他にも賞金が出て、青田は一打で合計1万3200円という破格の大金を手にした。