好調・広島をイジられながら支える新井貴浩。球界6番目の年長選手は通算記録9部門で首位を走る!?
ペナントレースを独走中の広島。昨季は2位に17.5ゲーム差をつける優勝だったが、今季もそれに近い大差で連覇を達成する可能性が高そうな状況となっている。
原動力はいくつか考えられるが、野手陣ではチーム最年長の新井貴浩の存在が大きい。球界全体で見ても、岩瀬仁紀(中日)、井口資仁(ロッテ)、松井稼頭央(楽天)、福浦和也(ロッテ)、相川亮二(巨人)に次ぐ6番目のベテラン。
そのあたりも考慮され、適度に休みを入れながらの起用となっているが、8月8日までで74試合に出場。打率.295としっかり数字を残している。とくに、得点圏打率.351と勝負強さも際立つ。また、代打でも、27回打席に立ち打率.286(21打数6安打)。チームやファンの期待にもしっかりと応えている数字だ。
確かに昨季よりはトータルでの出番は減っているが、鈴木誠也が4番打者として一人前になり、エルドレッド、松山竜平、安部友裕らも好調を維持。チーム全体の戦力が底上げされ、新井を効率よく起用できる要因とも言える。