File.023リストターンティー
後ろ手が前手を追い越す
■練習法/右手と左手の間を極端に空けてスイングするティー。イスに座った状態で腕の動きを意識づけたあとに、立って行う。
■狙い/「右バッターの場合、右手が左手を追い越していく動きが必要。これによってヘッドが走る。グリップを空けることで、この動きがやりやすくなるんです」。こう語るのは、宮城・松島町立松島中の猿橋善宏監督だ。2005年に全中準優勝に輝くなど、豊富な実績を持っている。
写真は教室で打っているところだが、穴の開いたプラスチックボールを利用することで室内でもティーができるようにしている。
試合でここまで極端にグリップを放すことはないが、指1〜2本であればプロ野球選手でも空けることがある。
■注意点/追い越す感覚がわからない場合は、左手をヘソの前で止めるとわかりやすい。自然に右手が左手を追い越していく。
▲まずはイスに座った状態で、リストターンの意識だけに集中する。両手の間は極端にあけたほうが感覚がわかりやすい
▲穴の開いたプラスチックボールでのティー。これを使えば室内でもできる。後ろの手が前の手を追い越すようにスイングする
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