沖縄や北海道では地方大会が始まった。ということは、早くも「最後の夏」を迎え、中には、すでに幕を引いてしまった球児たちがいる、ということでもある。こうした球児たちのドラマが「第1回全国中等学校優勝野球大会」が開幕してから100年分の積み重なりがあり、この夏を迎えたのだ。 その記念すべき年に、『週刊野球太郎』では無謀にも、100年間に行われた全ての決勝戦をレビューしている。第5回目の今週は、戦後初の大会となった1946年に行われた第28回大会から、第34回大会の決勝戦をレビューしよう。