【この記事の読みどころ】
・あまり報道される機会がないアメリカ・マイナーリーグを紹介
・やりがいあるGM業も、チケットもぎりに売り子に何役もこなす!?
・イチローやマー君に敬意を示す将来のメジャーリーガー
1998年公開のアメリカ映画、『メジャーリーグ3』(Major League: Back to the Minors)をご存じだろうか。マイナーリーグの試合、練習内容、人間関係をコメディタッチに描いた映画で、技術的にも精神的にも未熟な選手達が成長していく物語が軽快かつ爽快である。実際にはあまり報道されないマイナーリーグを生で見て、肌で感じてみたくルーキーリーグを訪れた。
モンタナ州グレートフォールズ。人口約6万人の小さな田舎町にシカゴ・ホワイトソックス傘下のルーキー球団、グレートフォールズ・ボイジャーズがある。私が取材した6月20日はボイジャーズのホームゲームのオープニングデーということもあり多くの球場関係者が所狭しと動き回っていた。
そんな忙しい合間をぬってスコット・リーズナーGMにマイナーリーグ球団運営の難しさについて話を聞いた。