第二十七回/ダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)
イラストレーター・横山英史と申します。このコーナーでは、ベースボールを題材にして、それをイラストで表現しています。
4月2日(日本時間3日)、ダルビッシュ有投手が今シーズン最初の先発のマウンドに上がりました。9回2死まで、相手のアストロズ打線を完全に抑えて、パーフェクトゲーム達成まで打者一人という、素晴らしいピッチングを披露!
27人目の打者の初球にシングルヒットを打たれて、惜しくも歴史的な快挙はなりませんでしたが、自己最多の14奪三振。“圧倒的なピッチング”という言葉がぴったり当てはまる投球で、もちろん今季初勝利を挙げました。たった一回の登板ではありますが、昨年のルーキーイヤーを上回る、さらに進化した投球が多く観れるのではないかと、期待がさらに大きくなりました。
また、ピッチングの内容とともに印象的だったのが、初ヒットを許した直後、投手交代を告げられチームの野手たちに囲まれ祝福を受けてマウンドを降りる時に見せた、さわやかな笑顔です。
実際の投球時には、このイラストのような表情で投げることはないですが、あの笑顔をみていると、力投の表情ではない顔も描いてみたくなりました。
チームを勝利に導くピッチングとあの笑顔…。今シーズンもたくさん見られるといいですね。
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絵と文=横山英史(よこやま・ひでし) /野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描た作品なども制作。1980年生まれ。
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