西武ライオンズは本当に地の利を生かせたのか? 「冷戦」に持ち込もうとした開幕戦の作戦を検証
使い慣れたフィールドやマウンド、そして多くのファンの後押しなどがあるため、ホームグラウンドには地の利があると言われる。
今季の開幕戦を本拠地で迎えた西武は、「寒さ」を味方につけようとした。春先の西武プリンスドームではまだまだ寒い。そんな環境での試合を優位に進めるために、「寒さに強い選手」を起用したのだ。
田辺監督が明言したのは、岩手出身の菊池雄星と八戸大出身の秋山翔吾の2人だったが、出場選手の出身地や出身校の所在地を鑑みると、かなりその作戦を重んじたと勘ぐりたくなる。
結果的には11年ぶりの開幕戦サヨナラ勝利となる白星を挙げることができたわけだが、この作戦はどれだけ試合ないように影響したのか……。検証してみたいと思う。