2月もあっという間に後半になりました。ついさっき、キャンプが始まったかと思うと、もう今週末からオープン戦が始まります! 来週末は3月になり、WBCが開幕してしまいます! 私だけでしょうか、早く時間が過ぎていく気がします。
2月の4週連続イベントも折り返しを過ぎました。今週の金曜日には第四回『野球の見方』、来週の24日(日)には三省堂書店カルチャーステーション千葉店にて、『週刊野球太郎』で「伝説のプロ野球選手に会うということ」を連載中の高橋安幸さん(ライター)、同じく『週刊野球太郎』の『ベースボール・ビブリオ』の動画に登場する小野祥之さん(スポーツ専門古書店『ビブリオ』店主)と鈴木雷人さん(ライター)の3人のトークライブが行われます。詳細は以下にて記してありますので、ぜひご来場ください。
★【『野球太郎 No.003』発売記念――君はこんなもんじゃないサミット】無事に終了しました!
『野球太郎No.003 2013春号』の特集は「君はこんなもんじゃない!」。この特集をそのままトークライブに移した「君はこんなもんじゃないサミット」(略して「キミコンサミット」)が2月15日に行われました。
実際に取材で多くの「キミコン」選手と話している大利実(『野球太郎』ライター/中学軟式野球のパイオニア)さん、ファン目線代表として鈴木雷人(『野球太郎』ライター/ロッテファン)に加え、雄平選手(ヤクルト)やプロのスカウト、青山学院大の河原井正雄監督などを取材したキビタキビオさんも緊急出演していただきました。20人弱の観覧者と今回はじめての試みとしてUSTREAMで生配信し、ウェブを通して、多くの視聴者に見ていただけたかと思います。
このサミットを通して、判明した「キミコン」選手の特徴がいくつかあります。
一番多かったのは「『キミコン』選手はいいやつ!」。雄平選手は後輩でも褒める褒める、野間口貴彦投手(巨人)もすごい気さくな人柄で…などなどいい話がよく出てきました。そんな優しさがプロの世界ではちょっと引っかかってしまうのかもしれませんが、だからこそ、いつまでも頑張ってほしい! とファンにも監督コーチにも思われ続けるのでしょうね。
続いては「『キミコン』選手は伸び悩むと今までどう野球をしてきたかわからなくなってしまうタイプが多い」ということです。不調になるまでは自然にプレーをしていてヒットが打てた、打者を抑えられていたのが、結果が出なくなるとどういったプレーをしていたのか、わからなくなってしまうそうです。何も考えなくても出来てしまう天才肌とも言えますし、考えすぎて負のループに自ら陥ってしまうとも言えるかもしれません。自らの技術に対する確固たるチェックポイントがあれば、不調からの修正はしやすいですが、それがないので低迷期間も長くなってしまうのでしょう。ちなみに白村明弘投手(慶應義塾大)の高校時代は本気で練習しなくても140キロ以上が投げられ、やれと言われたことが自然に出来てしまう選手だったそうです。すごいですね…。
最後に大きな話題となったのは「『キミコン』選手は髪型をいじりやすい」。発端は「『野球太郎』に載っている秋山(拓巳・投手・阪神)の髪はなんなのか(笑)」という一言から、そういえば大田泰示選手(巨人)は阿部慎之助選手(巨人)に髪のことで一言あった直後に直したり、岩本貴裕選手(広島)も取材時(オフということもありましたが)、冠婚葬祭もあるからと軽く染めていたり、唐川侑己投手(ロッテ)も先日のオフの間は一時金髪に変えていたり…。外見も気になる年齢であるので、そちらの関心が本人の中では向かってしまうも、他の選手やファンからは「そんなことをするレベルの選手じゃない! 野球をもっと頑張れ!」と感じられやすくなると思います。一番口酸っぱかったのはT−岡田選手(オリックス)に対する門田博光さん(元南海ほか)だったそうです(笑)。
USTREAMでの生配信終了後には観覧としてきていただいた方々とともに「キミコン★ベストナイン」を作りました。
1番 センター 橋本到(巨人)
2番 ショート 堂上直倫(中日)
3番 ファースト 武内晋一(ヤクルト)
4番 レフト 鵜久森淳志(日本ハム)
5番 サード 岩村明憲(ヤクルト)
6番 ライト 江川智晃(ソフトバンク)
7番 セカンド 金城長靖(沖縄電力)
8番 ピッチャー 大嶺祐太(ロッテ)※右投手として
9番 キャッチャー 細山田武史(DeNA)
※左投手・辻内崇伸(巨人)、リリーフ大石達也(西武)というバージョンも有り。
いきなり表紙にもなった大田泰示選手がいないように白熱としたポジション争いでした。こちらを読んでいる読者のみなさまはどんなベストナインをお考えになられるでしょうか?