ラストチャンスをつかんだ“遅咲きのルーキー”糸原健斗(阪神)と金本知憲監督をつなぐ縁とは!?
昨年のドラフトが糸原健斗にとってはラストチャンスだった。待ちに待ったプロからの指名を勝ち取った。
開星高(島根)を卒業後、阪神から指名されるまでに明治大で4年、JX-ENEOSで2年の歳月を費やした。
開星高で1学年下だった白根尚貴(DeNA)は高校卒業後、すぐにプロ入り。すでに5年のキャリアを積んでいる。1軍での出番が回ってこない屈辱に耐え、トライアウトも経験し、今、人生の岐路にも立っている。
そして、阪神には明治大で1学年後輩だった高山俊と坂本誠志郎がいる。彼らは昨季、ルーキーイヤーで1軍デビューを果たし、高山は新人王のタイトルも獲得した。
あきらめかけていたプロの世界。何を隠そう、糸原を救ってくれたのは、金本知憲監督だった。