決勝翌日に甲子園開幕も……。雨が生んだ激闘、死闘、悲運。高校野球・地方大会「雨」物語
101年目の夏がやってきた。
全国各地で、夏の甲子園の切符をかけた戦いが続々スタート。甲子園本大会に負けず劣らずの熱戦が繰り広げられる各地方大会。甲子園の土を踏むために、選手たちは相手チームと戦い、ときにはベンチと戦い、そして自分との戦いにも勝たなければならない。
そしてもうひとつ、球児たちが対峙しなければならないものに「天候」がある。夏の日射しもなかなか手強いが、この時期ならではのものといえば、やはり「雨」との巡り合わせが外せない。
本稿では、過去、 100年の高校野球地方大会の歴史で、印象深い「雨」のエピソードを掘り下げていく。