ご満悦!!バッセン親子それぞれの想い/第28打席
今回で第28弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
このお父さんの前で少年がもし左方向に打球を引っぱっていたら・・・
約60%の確率で
「手首をこねて打つな!!」
小学生には理解し難いこの言葉が返ってきたことであろう。
このあまりにピンとこないアドバイスを受けない為にも少年は、えぐるような内角の球ですら、脇を限界まで締め右方向へと打ち返す。
一方、自分のアドバイスを息子が確実に理解していると、したり顔を決めこむお父さん。
こういった些細なすれ違いが原因で“海原・山岡”両氏のような長年にわたる父子の確執が生まれるのかもしれない。
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!