File.031正対バント(バット)
目でボールを見る
■練習法/今度はキャッチャーマスクを外して、投げ手と正対したままバットを持つ。はじめはバットを横にして、次に体の中心に合わせてバットをまっすぐ立てて、バントをする。投げ手はさすがに速い球では危ないので、ゆるい球を投げる。
■狙い/キャッチャーマスクのバントで身につけたことを、バットを持ってやってみよう。正対しているため怖さがあるかもしれないが、目でしっかりとボールを見ていれば、体に当たることはない。逆に、恐がって逃げたほうが当たる可能性が高まる。
バットを持ったときに大事になるのがヒジの角度だ。ヒジを伸ばした状態でバントをすると、打球の強さを調節することができない。ボールの勢いを吸収するように、ヒジをゆるめた状態でバントをしてみよう。
■注意点/難しいのが、投げ手のボールが左右に逸れたときだ。とくに低めのボールは難しい。バットを持った手で当てにいくのではなく、両ひざをうまく使いながら対応していく。この正対バントの感覚を忘れずに、実際のバントにのぞんでみよう。
▲バットを横にした状態でのバント。左右のずれにはヒザを使って対応する
▲今度はバットをタテにしてのバント。ボールから目をそらしてしまうと、体に当たる可能性も
どんな練習か動画でチェック!