2020年神宮問題が勃発! 本拠地なしの「ロマ・ヤクルト」は、ファン拡大のチャンス?
ヤクルトの本拠地・神宮球場について、東京五輪組織委員会が球場を所有する宗教法人「明治神宮」に対し、大会前後の数カ月、資材置き場などとして使用するために野球利用の一時中止を打診したと報じられ、野球ファンの間で物議を呼んでいる。
ヤクルトのみならず、神宮球場は学生野球の「聖地」。スケジュールが詰まっているのも周知の事実で、野球ファンは一斉に猛ブーイング。反対署名が行われ、ヤクルト球団側は難色を示している。
しかし、大本営のNPBは五輪推進の立場などから断固拒否ではなく、「使用中止期間の短縮」に向けた交渉姿勢だ。
現在、報道されている5〜11月の長期にわたる使用中止が避けられたとしても、ヤクルトは一時的に本拠地が使えなくなるだろう。
阪神も高校野球との兼ね合いで甲子園が使えなくなる「死のロード」があるが、資材置き場としての使用が決まった場合、最低でもそれ以上の遠征になることは間違いない。
だが、プロ野球の歴史をヒモ解くと、ヤクルトにとってある意味ではチャンスが訪れているともいえる。